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9월 중순에 접어 들었네요. 여러분은 9월,가을하면 뭐가 머리에 떠오르나요? 아마 한국사람은 최대 명절의 하나인 추석=한가위를 제일 먼저 떠올리겠죠. 그런 의미에서 오늘은 세시풍속의 하나인 한가위의 유래와 의미 등을 소개해 드리겠습니다.
(9月中旬にはいりましたね。皆さんは9月、秋といえば何が浮かびますか。たぶん韓国人であれば節句の一つである秋夕(=旧盆)を真っ先に思い浮かべるでしょう。今週の日曜日14日がちょうど秋夕ですので、今日は歳時風俗の一つである秋夕の由来と意味などについて紹介したいと思います。)
韓国では日本で言う「年中行事」を専門的な用語として「歳時風俗」、一般的に「名節」と言います。「歳時」という用語は漢字の意味からも分かると思いますが、一年の折々のことで言わば月毎に行われる行事(風俗=風習)のことです。おそらく、昔は日本でも「歳時」もしくは「歳時記」と称したと思いますが、現代に至っては俳句で季語を探すのに用いられる「歳時記 」と、その混用を避けるために年中行事と称しているでしょう。
「名節」も各季節に行われる年中行事の意味で、「正月」、「端午の節句」、「お盆」、「冬至」などのことですが、今は「正月」とお盆に当たる「秋夕」が盛大に行われて、「명절」(名節:ミョンジョル)とも言います。
では、年中行事はこれから月にあわせて紹介することにして、まずお盆に当たる「秋夕」の由来と意味などについてみることにします。
【チュソッ】(秋夕=旧盆)の名称と由来
「チュソッ」は陰暦の8月15日(今年は9月14日)をさし、「중추절:チュンチュジョル=中秋節」、「(한)가위:ハンガウィ」、「가윗날:カウィンナル」、「가배절:カベジョル=嘉排節」などと色んな言い方があります。
「チュソッ」は中国の四書五経(四書:大学、中庸、論語、孟子/五経:易経、詩経、書経、礼記)の一つである「礼記」(らいき)の「朝春日秋夕月」から由来したという説と、中国で使われた中秋、秋中、月夕などの言葉からそれぞれ「秋」と「夕」をとったという説があります。どちらにせよ「秋夕」の名称は中国から由来したことになります。
「한가위:ハンガウィ」の「한」は大きいの意味+真ん中の意味を持つ「가위」が合わさった言葉で、8月の半ばにある大切な日を意味します。本来は新羅時代に行われた行事の一つの「길쌈놀이:キルサムノリ」(=機織り遊び)を意味する「가배:カベ」(=嘉俳、嘉排)から由来した言葉です。
新羅時代には満月を崇拝した信仰があって、全国の女性が宮中に集まり、2チームに分けて7月16日から一ヶ月の間に織物の競技をやり、8月14の夜にその結果を出して負けたチームが勝ったチームにご馳走をする遊びが盛大に行われたといいます。
その由来で定着した「가배」(=嘉俳、嘉排)もしくは「가배절」は次第に「가위」、「가윗날」に訛り、現代の言い方になったようです。ちなみに新羅であった現在の慶州辺りでは、未だに「가위」を「가부:カブ」、「가윗날」を「가붓날:カブンナル」と言い、8月上旬から中旬まで吹く風を「가부새 바람:カブセパラム」と言います。
次回は引き続き「한가위」の風習について紹介いたします。日本のお盆とどう異なるのでしょうか。
お楽しみに!!
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