안녕하세요.
월요일부터 아침 저녁으론 많이 선선해 졌네요.특히 이번 주에는 더위를 한 풀 꺾어 줄 한 차례의 비도 내려서 더위가 많이 식혀질 듯하죠.다음 주부터는 한국의 추석이랍니다. 지난 번에 설이나 추석에 준비하는 상차림에 대해서 조금 소개해 드렸는데요.이런 상차림은 그냥 준비해서 상에 적당히 올리는 것이 아니라 음식 종류와 상차림(음식을 두는 위치)등이 정해져 있답니다. 오늘은 상차림의 음식 종류와 상에 올리는 위치등을 소개해 드릴게요.
こんにちは。
月曜日から朝夕はかなり涼しくなりましたね。特に今週は猛暑を緩めるゲリラ豪雨も降り、これからたいぶ過ごしやすい時期になりそうです。来週から韓国はチュソッ(秋夕:お盆)です。前回は正月やお盆に供える食べ物の用意や並べ方についての画像をアップさせていただきました。お盆の食卓の用意はただ用意して適当に並べるのではなく、食べ物の種類やそれらを食卓に並べる仕来りがあります。今日はそれについてご紹介致します。
韓国では日本と同じく、正月、お盆という祭日があります。今年は9月22日がお盆、いわばチュソッ(秋夕)ですが、ちょっと日本と異なることは正月もお盆にも法事のように、先祖様に供える供え物をたくさん用意することなんです。
供え物の種類や並べ方も決まりがあり、韓国の女性達はその準備で大変です。正月やお盆の前日から、買い物、供え物の準備が始まり、特にお盆にはソンピョンというお餅まで作っていたので準備はまるまる1日がかかります。前日は買い物や供え物の準備で目が回るほど忙しいですが、当日は当日で先祖様への供え物をお皿などに盛り、テーブルに並べるように手伝っていかないといきません。
テーブルに並べることは主に男性、その家の家長である父親か長男がします。たぶん、日本でも女人禁制があるように女性が入れない、上れない場所があると思います。それと同じく韓国でも女性に対する不浄観念が結びついているからではないかと思われます。
その部分はさておき、供え物とそれをテーブルに並べる仕来りはいったい何でしょう。
色んな説がありますが、韓国人は以下の言い方で準備をします。簡略にまとめると陰(西)陽(東)に分けて並べる、果物の彩りのバランスを取る、入っている種の数によって地位を表す果実は、地位順で並べるなどです。
≪韓国の正月&お盆の供え物の例≫
1列目:パンソゲンドン(飯西羹東)
匙楪(匙と箸を置く容器)、ご飯とスープ、杯、ソンピョン(お餅)
2列目:炙(チョッ:魚・肉などの串焼き)、煎(ジョン:チヂミの一種類)など3種類のチョッを並べる。
①オドンユッソ(魚東肉西):魚はぴょんぴょんと跳ねるものだから東、牛&豚は動きが鈍いので西。ここで東は右、西は左を意味。
②トゥドンミソ(頭東尾西):魚の頭の部分は東、尻尾の部分は西。
③ぺナムボップッ(背南腹北):魚チヂミ、干し物などは背中が表にする。
3列目:スープ系(肉汁、魚のスープ、豆腐のスープ)
4列目:ズォアポウへ(左脯右醯):干し物と山菜(ナムル)、飲み物をを並べる列。
干し鱈、スルメなどの干し物は西、醤油、キムチ、水キムチのような水気のものは東、その間は豆もやし、八重なりのもやし、大根の順に、もしくは三色ナムル(蕨、桔梗、ほうれん草)を並べる。次に飲み物としてシッケ(韓国の冷やし飴)、スジョングゥア(シナモンティー)を添える。
5列目:①チョユリシ(棗栗梨柿)と②ホンドンペッソ(紅東白西)ー写真では果実の列。
①左からなつめ、栗、梨、柿(干し柿)の順に並べる。
②赤色の果物は東、白系の果物は西に置き、その横に韓国のお菓子などを置く。
先祖様への供え物の準備も大変ですが、配列もしっかり覚えておかないといけません。
ただ、ここの写真でも写っていますが、法事の時に用意される果物はほとんど果物の上の部分が切り取られていますよね?なぜなんでしょう?
それは先祖様が来られた時に、子孫達が用意した供え物をいただくと信じられています。人間のように直接食べるわけではないですが、その気運を召し上がるとのことで、果物も先祖様が食べやすくするように果物の上の部分だけカットをするんだとか。
ちなみに供え物としてにんにく、唐辛子、もも、(さわら(サムチ)、太刀魚(カルチ)、秋刀魚(コンチ)のように)”チ”が入った魚、小豆など避けるものもあります。供え物として縁起が悪いんでしょう。
クリスタルでした。