韓国語の誤用・混用2:「존대말(尊敬語)」について

안녕하세요.^^크리스탈이에요.

이번 주도 앞으로 4일이면 끝이네요.점점 날씨도 무더워지고 절전해야 하는 상태에서 올여름은 어떻게 나야하나 등으로 참 고민이 많은 시기이네요.더위 먹지 마시구요.건강 챙기시도록 바랍니다.

오늘은 지난 주에 이어 한국에서도  흔히 틀리고 문제가 되는 표현 소개 두번째로 “존대말”에 대해서 소개해 드리겠습니다.

(こんにちは。クリスタルです。

今週もあと4日で終わりですね。たんたんと天気が蒸し暑くなって節電もしないといけない状態で今年の夏はどう乗り切れば良いだろうと悩まされる時期ですね。ばてない様に気をつけましょう。

今日は先週に引き続き韓国でよく間違ったり混用したりする表現の紹介の2回目で「尊敬語」について語紹介致します。)

ここ数年韓国のTV番組を見ていると特にバラエティーなどに使われている表現の中で首を傾げてしまう変な尊敬語がたくさんあります。物に尊敬語をつけたりまたは文語体である「知人」を連発するお笑い芸人がいたりしてあまりの表現のおかしさにあきれて笑がこぼれてしまいます。あれは分かって「芸」のつもりでやっているのかあるいは本当に今の韓国語の流行り語して成り立っているのかまで考えながら喋っている芸人達の表情を伺う癖が知らず内につきました。

「知人」という単語は漢字語で「知り合い」の意味です。これは会話体ではなく文語体で一般会話ではあまり用いることのない単語です。普通の会話では日本語と同様に知り合いの単語にあたる「아는 사람/분」という単語を用います。この他に芸能人のインタービューによくみられるのが「方」にあたる「분」という名詞の濫用です。

「분:方」は、「이/그/저 :こそあど」+분 、「저기 계신 분:あそこにおられる方」 、「손님 두 분:お客様2名」と言った使い方で全ての名詞につけられる単語ではありません。しかし最近の芸能人の発言の中では「매니저분:マネージャーの方」、「코디분:コデの方」、「디자이너분:デザイナーの方」などなどのように間違って用いて正しくは「様&尊敬の意味」にあたる「님」をつけて言うべきでしょう。なぜ「님」から「분」に変わったのかは定かではありませんが、主に肩書きの意味として「분」を用いているのが窺い知れます。

尊敬語の乱用及び誤用はバラエティー番組やお笑い芸人などには止まらず、マスメディアのせいで韓国の町の中でも間違った尊敬語を何の疑問もなく最近使っている若者が増えています。

この間ゴールデンウィークの際にちょうど里帰りをしていた私は友人の頼みもあって「1st LOOK」をもらいにあるカフェに行ったらそのカフェにもそういう若者がいて瞬間私は目と耳を疑ってしまいました。その時、店員と私のやりとりを再現するとこんな感じです。

손님: 커피 한 잔 주세요(お客:コーヒー下さい。)

점원: 6000원이세요(店員:6,000ウォンでございます。)

손님:시럽은 조금만 넣어 주세요(お客:シロップは少しだけ入れて下さい。)

점원: 시럽은 저쪽 테이블에 있으세요(店員:シロップはあちらのテーブルにございます。)

         (・・・省略)잔돈은 4000원 이세요((・・・省略)おつりは4、000ウォンでございます。)

日本語において「~ございます」は、「ある」の丁寧語の使用以外にも「~でございます」の形で口語文体の敬体の一で、「です」体、「ます」体などの意味で用いられるケースもあるでしょう。

しかし韓国語における尊敬語では日本語とは少々異なり、①「主体尊敬」、②「客体尊敬」、③「相手尊敬」といった3パータンの尊敬語の使い方しかありません。

①の「主体尊敬」は文章の主語に尊敬をつけることでいわば「先生が来られます」の形になります。②の「客体尊敬」は①と違って主体に尊敬語をつけるのではなく、目的語や尊敬語の助詞がついた副詞などにつく尊敬語として「これをおじいさん(韓国語は助詞にも尊敬語)差し上げなさい」と言った文章です。③の「相手尊敬」は言葉通り会話を成す相手に尊敬語をつけることで「最近いかがお過ごしでしょうか」のような形です。

しかしバラエティーの中でお笑い芸人などが用いる名詞+「方」(いくつか例外を省く)とか、物に尊敬語をつけるとかする表現はありえません。

バラエティーなどを良く見られる皆さんにはあのような間違った表現は覚えて欲しくないので、覚えないようにしましょう。

以上、気になった韓国語の誤用・混用について連載させていただきました。

 

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