仕事に関する流行語(中国語)

你好!中国人スタッフです。

近年、中国語では仕事に関する話題語がたくさん出てきていますので、

今回はそれについてご紹介します。

 

搬砖(bān zhuān)

今の中国では仕事の話をするときに、「工作(gōng zuò)= 仕事/仕事する」

の代わりに「搬砖(bān zhuān)」という言葉を使うのが一般的になっています。

「搬砖」という言葉は、「工作」と同じように動詞としても名詞としても使えます。

例: 【我去工作了。】→【我去搬砖了。】=【仕事に行ってきます。】

「搬砖」という言葉はもともとレンガを運ぶことを指しますが、

今では仕事が大変で、給料も低い仕事を意味します。

きつい仕事、儲からない仕事、でもやらなければいけない仕事という意味で使われます。

また、給料はまあまあで仕事内容もそんなに大変でなくても、

自嘲的にこの言葉を使うことも普通にあります。

 

打工人(dǎgōng rén)

「打工人」という言葉は、中国の20世紀の改革開放の初期に

「打工仔(アルバイト/フリーター)」から生まれたものです。

改革開放が進むにつれて、新しいグループ、つまり「フリーター族」が現れました。

このグループは、伝統的な農民、国営企業の職員、ビジネスマン、国家公務員には属さないです。

 

もともと「打工人」という言葉は、肉体労働をする人のことで、

通常は出稼ぎ労働者のことを指していました。

しかし、現在では、出稼ぎ労働者やブルーカラーだけでなく、

オフィスで働くホワイトカラーやIT業界の「コーダー」なども含め、

「打工人」という言葉は労働者の代名詞となっています。

この言葉は、特にインターネット関連の仕事に従事する多くの労働者の自称として徐々に定着してきた。

多くの人は、伝統的に「打工人」であるとは認識しておらず、

自らを「打工人」であると認識しています。

このアイデンティティには、「打工人」の状況に似た無力感や諦念が含まれています。

日本語の「社畜」という言葉はのイメージに近い言葉です。

 

996/007

中国の996は、毎週9:00から午後9:00まで週5日間、労働者が働くことを指す言葉です。

この制度は、中国のインターネット企業に蔓延している残業文化を反映しています。

労働者の労働環境と生活の質を脅かしているとして批判されていますが、

一部の中国企業で採用されています。

007は、996よりも過酷な勤務体系です。

週7日、0:00から0:00まで休みなく働くことが要求されます。

通称24時間労働と呼ばれ、労働者が常に待機していることが求められる。

どちらの働き方も法律違反になりますが、生活や昇進のプレッシャーから我慢を強いられる人も少なくありません。

996という言葉が話題になったきかっけは、

アリババ(アリペイを持つ会社)の社内イベントで、ジャック・マーが社員に

「996ができるのはとても幸せなことだ、多くの会社や人が996をしたくてもその機会がない。 若い時に996でなければ、いつ996になれるのか」

と言われましたことです。

 

摸鱼(mō yú)

摸鱼(mō yú)とは、水中で魚を捕ること、濁った水の中で手探りで魚を探すことを意味し、

本来は混乱に乗じて私利私欲を満たすことを意味します。

今では主にサラリーマンの間で、勤務時間中にだらだらと仕事をすること、

真面目に仕事をしないことを指して使われています。

勤務時間中に仕事と関係のないことをすることを指す言葉として使われています。

あるいは、早く支度をして退社を待つことで、8時間の労働時間を補うこと。

 

一般的な労働者にとって、「摸鱼」は仕事中の息抜きの手段です。

多くの人は効率的な「摸鱼」の状態、つまり、仕事を時間内に高いクオリティでこなしながら、たまには息抜きをすることを求めているのです!

 

今回のブログは以上です。

皆さんいかがでしょうか。

 

次回も見てくださいね~

 

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