中華料理の「八大菜系(bā dà cài xì)」~後編~

你好!アーキヴォイス中国人スタッフです。

 

ご存知のように、中華料理には色んなカテゴリーがあります。

前回のブログでは中華料理の八大菜系のうちの4種類をご紹介しましたが、

今回のブログでは前回に続いて、残りの4種類、

  • 「福建料理(閩菜)」
  • 「浙江料理(浙菜)」
  • 「安徽料理(徽菜)」
  • 「山東料理(魯菜)」

をご紹介します。

 

 

◆福建料理【閩菜(mǐn cài)】

閩菜は福建省を中心に、福州、泉州、アモイなどの

地方料理を代表として融合・発達してきた菜系です。

沿岸部と山間部の食材は異なるが、

スープやソースをかけた炒め物・煮物が主流です。

あっさりしていて滋養になる料理が多いです。

中でも有名な料理は、映画「食神」にも登場する「仏跳墻」です。

 

◆浙江料理【浙菜(zhè cài)】

浙菜は杭州、寧波、紹興、温州などの地方料理から発達してきました。

浙江省は東シナ海で獲れる魚介類や内陸部産の野菜に恵まれているため、

浙江料理は食材本来の味を引出すことを重視していて、

そして味は柔らかくて爽やかで、造りも精緻です。

代表的な料理は「東坡肉(dōng pō ròu)」です。

 

◆安徽料理【徽菜(huī cài)】

徽菜は長江沿岸、淮河沿岸、徽洲の三地方料理を代表として構成されています。

山が多い地形から、山野草や野生動物などが代表的な食材です。

調理法や食材の選定や組み合わせなどから、

徽菜は火加減を重視すると同時に医食同源の理念も体現しています。

「火腿燉甲魚(ハムスッポン)」「腌鮮桂魚(塩漬けにした淡水魚の姿煮)」

などの料理が有名です。

 

◆山東料理【魯菜(lǔ cài)】

現今の魯菜は済南、膠東両地方の地方料理が発展したものですが、

実は長い歴史を持っています。

魯菜は宋朝から「北方食」の代表になって、

明、清時代には宮廷料理の主流となり、北

京、天津、東北各地の飲食に対して大きな影響を与えました。

魯菜の味は塩味とうまみが中心で、

火加減にこだわりながらスープ作りも得意です。

「九転大腸」は魯菜の名料理の一つです。

 

日本の中華料理店では、一つの店に異なるカテゴリーの

中華料理が揃っていることがよくあり、

それぞれの地域を代表料理を同時に食べることができます。

 

では、皆さんはどの中華料理が一番好きですか?

 

また次回のブログも楽しみにしてください~

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