中国語の主な検定試験

中国語力を証明する資格としては四つが比較的有名です。

それは、HSK(漢語水平考試)・中検・TECC(中国語コミュニケーション能力検定)・ 中国語通訳ガイド試験です。

  HSKは、中国政府の教育部主催された国家試験、中検は民間資格として日本中国語検定協会主催、TECCも民間資格として中国語コミュニケーション協会主催された試験です。 その中、中国語関連資格の代表的なものは、HSKと中検です。
 出題形態は、HSK初中級試験と英語のTOEFLに酷似しており、問題文や解説が全て中国語、 全問マークシートが特徴です。高級試験は作文と口頭試験もあります。
 全体的な傾向としては、HSKと比較すると、 中検の方がリスニング部分が平易に設定されている反面、文法・読解部分に難問が多いことが指摘があるようです。

   TECCの特徴は全問がマークシート方式です。また、中国語通訳ガイド試験は通訳案内士という立派な国家資格で、来日した外国人のガイドを行うための外国語力と日本文化への知識を判断する試験となります。 面接試験もあるため、中国語検定準1級レベル以上の実力がないと、合格はなかなか困難になります。日本国内の公的試験であるため、中検の上位級と同じく、難解な故事成語や瑣末な単語・文法事項にこだわりがちな傾向も特徴のひとつです。
 それぞれ試験によって出題傾向に違いはありますが、自分の応用力を向上させるために、 適当な試験を選んで受けることができます。 

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